ミルキング・ザ・ゴートマシーンはドイツのグラインドコア・バンド。まあ、自分たちではGoatEborg出身のゴートコア・バンドだと自称しているが。一応説明しておくと、GoatEborgとは、Göteborg(ヨーテボリ)をもじったギャグである。結成は08年。メンバーはゴートフリード・アッダー(G,B)、ゴートリーブ・アッダー(Vo,Dr)兄弟(という設定)の2人。
・Clockwork Udder
ドイツのブルータル・デス/グラインド・バンドの3rdアルバム。ボーナス・トラック4曲収録デジパック盤。
・Goatgrind
ヤギのお面をかぶったドイツのブルータル・デス/グラインド・バンド、'15年発表の5thフル。デスメタル的な要素も強いリフとブラスト・ビート、強烈なガテラル・ヴォイスによるデス/グライド・サウンド。MANOWARのカヴァー有り。
・From Slum To Slam: The Udder Story
比較的コンスタントにリリースを続けているヤギのお面をかぶったドイツのブルータル・デス/グラインド・バンドの19年発表の8thフル。血なまぐさいブルデス要素にスラム感を思わせる退廃的な暴虐性も兼ね備えており、個々の楽曲クオリティはすこぶる高い作品に仕上がっている。
・Nach Uns Die Grindflut
デス・メタル、グラインドコア、クラスト、さらにスラッシュ・メタルをも取り込んだゴートコアが14曲。今回はホームタウンのGoatEborgの言葉ではなく、第2の祖国であるドイツ語を使用したとのこと。ゴートリーブ・アッダーのピッグ・スクイールも見事。どこまで本気なのかはまったく不明。しかし、そのブルータリティと勢いは本物。これこそがゴートコアだ!